キタちゃん&サトくんが行く! 第17回 噂のリケジョ(理系女子)に会いに行く!

キタちゃん&サトくんが行く! 第17回 噂のリケジョ(理系女子)に会いに行く!

「大村賞」のことは知っているよね。

大村智特別栄誉教授のノーベル生理学・医学賞受賞を記念して創設されたのさぁ~。

その通り。「北里大学大学院博士課程・博士後期課程を修了した学生のうち、卓越した研究業績を上げるとともに、人物が優秀な者」に贈られる栄誉ある賞です。

その栄えある初代受賞者のみなさんに「おめでとう!」が言いたくて、表彰式の会場まで行ってきたさぁ。

それでは当日の模様とともに、受賞者のみなさんをご紹介します。

表彰式会場にキタ~っ! 表彰は3月21日、平成28年度北里大学学位記授与式にあわせて行われました。

会場は丸の内の東京国際フォーラム。国内有数の国際コンベンションセンターさぁ~。

卒業生ばかりでなく、ご家族のみなさんもたくさんいらしてましたさぁ~。

親にとって子どもの成長は何にもましてうれしいことですよね。写真を撮り合う光景があちこちで見受けられました。

学位記授与式がはじまりました。

学科の総代として壇上に立つ卒業生が凛々しくて、素敵だったさぁ。

保護者席からの眺めです。

大学祭や研究室を訪ねて友だちになったみんなのことを思い起こして、ちょっとウルっとしちゃったさぁ~。

キタちゃん! 大村賞の表彰がはじまったさぁ。

総代として表彰状を受け取るのは、感性制御科学専攻の篠田典子さんです。

表彰式を終えての記念撮影。後列にいらっしゃるのが受賞者のみなさん。おめでとうございます!

前列中央が大村博士。トレードマークの帽子がお似合いさぁ~。

それでは受賞者のみなさんを紹介するさぁ~。

受賞されたのは以下の7人のみなさんです。獣医学系研究科の亀島さんは、3月9日に青森県十和田市で行われた獣医学部・獣医学系研究科学位記授与式で表彰を終えられたということで、この日はお会いすることができませんでした。亀島さんについてはお名前と、学位論文タイトルのみのご紹介とさせていただきます。

※凡例
①お名前(研究科・専攻)
②論文タイトル
③よろこびの声

①亀島 聡(獣医学系研究科・獣医学専攻博士課程)

②カルモジュリン関連タンパク質による高血圧症及びその合併症の病態制御機構に関する研究:血管・心・腎・脳による臓器連関に着目した検討

①朝倉 充俊(薬学研究科・薬学専攻博士課程)

②2型糖尿病治療薬ビルダグリプチンの適正使用に向けた薬物動態研究

③研究のための薬学ではなく、ひとのための薬学を志し、他大学の薬学部を経て、北里の博士課程に入学しました。北里には、基礎研究、臨床研究ともに優れた環境が整っています。ここは、糖尿病治療薬の薬物代謝酵素の解明に努め、加えて、その個人差についても解き明かしたいと考えていた私にとって理想的な研究環境でした。

①小早川 幸輔(理学研究科・分子科学専攻博士後期課程)

②酸化還元ユニットを組み込んだ面不斉化合物の合成およびキラル光学特性

③特定の分子を補足すると色や光を発するクロミック分子のなかでも、電気の刺激で色を変えるエレクトロクロミズムの一端を担う研究で、今回の受賞にいたりました。学会発表や論文で研究成果を出すことは研究に携わる者にとっての目標ですが、大村賞はそれを認めていただいたことの証であり、大きな励みになりました。

①古城 憲(医療系研究科・医学専攻博士課程)

②BLT1 signalling protects the liver against acetaminophen hepatotoxicity by preventing excessive accumulation of hepatic neutrophils(BLT1受容体シグナルは好中球の過剰な集積を阻害することでアセトアミノフェン肝障害に対して防御的に作用する)

③炎症を促進させるはずのレセプターBLT1が、アセトアミノフェン肝障害に関しては炎症を抑制する方向に働くことを突き止めた研究が評価されたのだと思います。研究は、決して一人でなせるものではありません。私の周りのすべての方々を含む恵まれた研究環境に感謝いたします。

①牛久 秀樹(医療系研究科・医学専攻博士課程)

②Promoter DNA methylation of CDO1 gene and its clinical significance in esophageal squamous cell carcinoma(食道扁平上皮癌におけるCDO1遺伝子プロモーター領域のDNAメチル化とその臨床的意義)

③北里大学メディカルセンターで7年間、消化器外科医として臨床に携わるなかで見いだしたテーマを研究するために博士課程に入学。食道がんの関連遺伝子のひとつを同定し、それが予後の状態を診断するマーカーとなり得ることを突き止めた研究を評価していただきました。博士課程に入学するまでは、正直、研究は専門外と考えていた私です。そんな私でも臆することなく臨めば成果は出せる。大きな自信になりました。

①福西 智子(医療系研究科・医学専攻博士課程)

②酸化ストレスマーカーとしての血清中蛋白のメチオニン酸化レベル定量法

③北里大学病院の内分泌代謝内科医として勤務する中で、メチオニンを含むペプチドの酸化が疾患を引き起こすことに目をつけ、詳しく研究してみたいと考えました。その研究の過程で、糖尿病患者の酸化レベルが高く、また、その測定が可能であることを実証して、受賞にいたりました。研究は思い通りにいかないことがしばしばです。けれど、それは決して失敗ではなく、仮説の間違いを発見したということ。あきらめないことが肝心です。

①篠田 典子(感染制御科学府・感染制御科学専攻博士後期課程)

Mycobacterium ulceransの感染制御とその病原因子に関する研究

③北里大学理学部生物科学科から感染制御科学府に進みました。細菌や、感染症、免疫に興味があったからです。その時点では将来の進路については深くまで考えていなかったかもしれません。大学院で携わった潰瘍などの皮膚病を引き起こす抗酸菌の研究が認められ、賞まで受賞できて大きな励みになりました。細菌研究は地味だけれど、興味が尽きません。これからは大阪大学微生物病研究科の一員として研究を続けます。

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